2021/01/10 21:11

こんばんは


木暖珈琲時間へようこそ

昨日に引き続き、カルモシモサカのお話しです。
カルモシモサカというコーヒー豆はブラジルの下坂農園で栽培されていました。自家焙煎店では知る人ぞ知るとても美味しい珈琲だったそうです。
残念ながら下坂農園は2011年の3月に閉園されていて、今はもうニュークロップ(新豆)は入手できません。
なので今現在、過去に採取、保存されているオールドクロップしか世の中に存在しないという訳です。そのオールドクロップさえも凄く貴重で、在庫されているお店は全国に数店しかありません。
奇跡が重なり、ある方のご縁とある方の恩義で、今回幻のカルモシモサカを頂ける事になりました。オールドクロップの有名な銀座のお店や盛岡のお店では浅く焼いておられるようですが、自分はあえて深煎りでイタリアンローストまでしっかり焼きました。以前オオヤミノルさんとお話しさせて頂いた時に、オールドクロップの焙煎は深煎りか浅煎りかの話でかなり盛り上がりました。色んな先輩方のご意見をお聴きした上で、自分はやはり深煎りで焼いてみたいとずっと思っていました。大坊さんのスピリッツを頂きながら自分流に‥。
僕の焼き方は普通ではない為、一般の方にはなかなかわかって貰えず、でも一部の方にはとても好評です。それで良いと僕は思っています。こんな焼き方をするモダンコーヒー ですから、貴重な珈琲生豆を焼かせて頂けるだけでも運が良く幸せな事です。
自分の焼いたカルモシモサカをある方(珈琲の世界で雲の上のような方)に試飲して貰いました。お手紙を添えて東京へ自分の作品(焙煎豆)を贈らせていただきました。
そのお方からご連絡があり、
「送って頂きありがとうございます。シモサカ久しぶりにのみました。焙煎もあっていました、おいしかったです。機会があればそちらにお伺いしたいです。」
とても嬉しかった‥
嬉しかったと同時に‥
10年間、自分が信じて焼き続けた方法を認められた様な瞬間でした‥
たまたまだったのかもしれませんが、珈琲を知り尽くされている方からのお言葉は自分の心に響きました。
まだまだ、僕の珈琲人生は続きますが、これからも自分を信じて「自由に楽しく」珈琲を、焙煎を続けます。

今夜もお付き合いありがとうございました。
明日も良き日となります様に‥
おやすみなさい( ◠‿◠ )

Sei





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